石黒圭の『文章は接続詞で決る』

『文章は接続詞で決る』:石黒圭

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文章のことを言われると、いつも私は技術系で….と言い訳してきた。事実日本語について論理的に教わった記憶がない。教わったのかもしれない。いずれにせよ、日本人だから日本語が書ける、そんな曖昧な状態からいつまでも抜け出せずにいる。それで文章関連の本を読み始めた。

『文章は接続詞で決る』

接続詞はたくさんある。しかし他の品詞に比べたら少なく、全部暗記できる程度の数でしょう。読むうえでは、まず接続詞を読み違えることはないでしょう。しかし、自分が能動的に使える接続詞の数は極めて少なく、それに使い方が間違っていないにしても、読みやすく映える文章になっていないことは確かです。

この本は接続詞に特化した本です。接続詞自身が論理的な品詞であるかどうかは別にして、説明は極めて論理的です。一、二度読んだだけでは自分の文章には反映できませんが、接続詞の役割毎に整理されて書かれているので、インデックスを付けて、ときどき開いてチェックするつもりです。

接続詞の本書の定義

接続詞とは、独立した先行文脈の内容を受けなおし、後続文脈の展開の方向性を示す表現である。

個々の接続詞の具体な用法から「四種十類の接続詩」に分類し説明している

論理の接続詞 整理の接続詞 理解の接続詞 展開の接続詞
順接の接続詞 並列に接続詞 換言の接続詞 転換の接続詞
逆説の接続詞 対比の接続詞 例示の接続 結論の接続詞
列挙の接続詞 補足の接続詞

後半の章で、「文末の接続詞」、「話し言葉の接続詞」、「接続詞の戦略的使用」、「接続詞と表現効果」

説明のために新聞、小説、詩などが引用されている。例えば最後の章の「接続詞の表現効果」では川崎洋の詩を引用して「そして」の力を体感させてくれる。

言葉は
言葉に生まれてこなければ良かった

言葉で思っている
そそり立つ鉛の塀に生まれたかった
と思っている
そして
そのあとで
言葉のない溜息を一つする

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